ふしぎの国のバード

以前からイザベラ・バードを少しづつ読んでいて、純粋な地域文化への興味と、バードという人物への興味が半々くらいになりつつあったのだけど、ついに、バードの魅力を存分に表現する漫画が登場していた。

これ、よくバードの魅力が伝わってくる。無邪気な視点と、圧倒的な好奇心、しかし類まれな洞察力と謎のストイックさを持っている、という。もう、僕が想像していた通りのバードがいて、すごくうれしい。
 森薫の「乙嫁語り」、入江亜季の「乱と灰色の世界」などが連載されている雑誌「ハルタ」に載ってるらしい。ハルタすごいなぁ。
 しかもこれ、
 ふしぎの国のバード〜朝鮮編〜
 ふしぎの国のバード〜中国編〜
 ふしぎの国のバード〜ハワイ編〜
 ふしぎの国のバード〜カナダ編〜
 ふしぎの国のバード〜アメリカ編〜
 ふしぎの国のバード〜チベット編〜
 ふしぎの国のバード〜ロッキー山脈編〜
などなど、ほぼ際限なくシリーズ化できそうなところがおいしい。ただ、漫画→日本奥地紀行と読むのはいいと思うけど、日本、中国、朝鮮、チベットあたり以外は、ちゃんと読める普及版がなかったり、邦訳が微妙だったりするので、平凡社ライブラリーあたりが(別に出版社はこだわらないけど)優れた邦訳の普及版を出してくれるといいなーと思うところ。
イザベラ・バードという素敵な人物について:日本奥地紀行
中国奥地紀行
日本奥地紀行 (平凡社ライブラリー)

日本奥地紀行 (平凡社ライブラリー)