2015-01-01から1年間の記事一覧

ふしぎの国のバード

以前からイザベラ・バードを少しづつ読んでいて、純粋な地域文化への興味と、バードという人物への興味が半々くらいになりつつあったのだけど、ついに、バードの魅力を存分に表現する漫画が登場していた。ふしぎの国のバード 1巻 (ビームコミックス)作者: 佐…

中国奥地紀行

イザベラ・バードの中国旅行記。日本奥地紀行を読んで以来、バードに大変惹かれてしまった。詳しくは上記エントリを読んでもらうとして、まとめるならば、既存の価値観(≒西洋的な価値観)に囚われないし、一方でオリエンタリズムにも囚われないフラットな視…

月は無慈悲な夜の女王

映画化が決まったそうで。コロニー落としの元ネタとも言われる隕石落としは、今のハリウッド映画技術で映像化すれば、さぞよろしい絵と思う。ストーリー面は、いかにテンポよくできるかが課題だと思うけど。月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 1748)作者…

猫はささやく

とうとう我が家にもネコがやってきた。あーかわいい。水槽やケージで飼えない生物を飼うのは初めてなので、色々お勉強中である。イヌはベジタリアンになれるけど、ネコは完全肉食動物なのでベジタリアンにはなれない、とか(ネコは必須栄養素のタウリンを体…

昭和史(半藤一利)

半藤一利さんの昭和史。評判通りオモシロイし、サクサク読めた。毎晩お風呂で読んでいたけど、仕事帰りでもすっと頭に入ってくる講義スタイルはありがたい。この2巻を読むと、満州事変のあたりから、ちょうど僕が生まれる前くらいまでの歴史がパッケージされ…

今日のトーテミスム

読もう、読もうと思っているレヴィ・ストロースの『野生の思考』。つまみ食い的に前のほうを読んでみると、「基本的なことは『今日のトーテミスム』に書いちゃったからね」みたいなことが書いてあって、それじゃあ「外堀から埋めよ」の法則に従って、『今日…