2009-01-01から1年間の記事一覧

フィッシュストーリー

「フィッシュストーリー」(伊坂幸太郎)読了。そう、小説はみんなフィッシュストーリーだね。フィッシュストーリー (新潮文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/11/28メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 64回この商品を含むブログ (269…

違いのわかる男(アクセントの)

「違いのわかる男」という言葉がある。 「違いのわかる男」というのは、例えば缶コーヒーとかそういう安っぽい商品どうしの、ほとんどありそうもない違いを判別できるらしい。そんな違いが分かるなら、商売のための心理誘導にはとっくに気がついていることだ…

天然アユが育つ川

「天然アユが育つ川」(高橋勇夫)読了。アユがいる川よりも、アユが育つ川でなくては。天然アユが育つ川作者: 高橋勇夫出版社/メーカー: 築地書館発売日: 2009/07/31メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を…

代返するくらいなら……

代返なんか、するんじゃなかった。 「代返」というのは、大学の講義で出席をとるとき、出席カードに友達の名前を書いて、出席したことにする、という、まあ、インチキである。 僕は基本的に、受講した講義にはすべて出席して本を読んでいるマジメなタイプな…

今年読んでよかった本 in 2009

年末なので、今年読んでよかったなーという本でも紹介してみようかと思う。対象は、僕が今年読んだ本のうち、オススメできる本。あと、このブログで言及したもの。ブログで感想書いてる以外にも何冊か読んではいるけど、それらは僕としては「読めていない」…

建設コンサルの方とお話してきたメモ

建設コンサルの方とお話してきた。去年から数えて3社目か。以下、個人的メモ。 海外でもソフトが重視される傾向にある 国内ではソフト>>ハードな傾向は明らかだけど、海外でもそういう方向に向かっているらしい。つまり、ダムや水路の建設よりも、制度設…

技術屋の心眼

「技術屋の心眼」(E.S.ファーガソン)読了。いつも「どうやって」思考しているだろうか?技術屋(エンジニア)の心眼 (平凡社ライブラリー)作者: E.S.ファーガソン,Eugene S. Ferguson,藤原良樹,砂田久吉出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2009/04/01メディア: …

最近の英語勉強の状況など

個人的かつ中間報告的なにか。 NHKラジオ実践ビジネス英語 NHK ラジオ実践ビジネス英語 2009年 12月号 [雑誌]出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2009/11/14メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る うーん、イマイチ。NHKラジオ講座の最…

さようなら、いままで魚をありがとう

「さようなら、いままで魚をありがとう」(ダグラス・アダムス)読了。銀河ヒッチハイクガイドシリーズ第4弾!さようなら、いままで魚をありがとう (河出文庫)作者: ダグラス・アダムス,安原和見出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2006/06/03メディア: …

ありふれた昔話

昔話をするにはまだ若すぎるけれど、急に書きたくなったので書いておく。とっても感情的な話。 友人が聞いてきた話は単純なものだった。区画整理事業に伴っバイパスが造られる。湧き水の出る崖線と直行するかたちで。中学生のころ、生物採集に熱心だった僕た…

カール・テルツァーギ

「カール・テルツァーギの生涯」(リチャード・グッドマン)読了。それまでの土は「いつ壊れてもおかしくないもの」だった。土質力学の父 カール・テルツァーギの生涯―アーティストだったエンジニア作者: リチャード・E.グッドマン,地盤工学会カールテルツァ…

テープ起こし

「テープ起こし」とやらを初体験した。ざっと3時間ぶんくらいだろうか。異様に肩が凝る。 やっぱり、文章として保存することの需要は、かなりあるみたいだ。データ圧縮としての意味は薄れつつあるけど、文章にしておけば検索が容易だし、「ざっと目を通す」…

自由をつくる 自在に生きる

「自由をつくる 自在に生きる」(森博嗣)読了。自由とは、自分の存在価値の基盤では?自由をつくる 自在に生きる (集英社新書)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 集英社発売日: 2009/11/17メディア: 新書購入: 28人 クリック: 1,154回この商品を含むブログ (135…

intel入ってる?

intelのサクマドロップをいただいた。 もちろん、食べると処理速度が向上する。ドロップを一度に2つ食べると、掃除をしながら微分方程式を差分化して、同時にブログを書くこともできる(デュアルコア)。ドロップを一度に4つに食べると、さらに同時に卒論…

川と海

「川と海」(宇野木早苗ほか)読了。先に気づくのはいつも、下流の人々だ。川と海作者: 宇野木早苗,山本民次,清野聡子出版社/メーカー: 築地書館発売日: 2008/06/17メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る 目次 第I部 総論 第1章 地球表面…

風邪でした

連休は風邪で、ずっと泥のように眠っていた。泥って眠るのか?「砂のように眠る」だと眠っている間に、風とかに飛ばされていってしまいそうな感じがするし、「水のように眠る」でも、どこかに流れて行ってしまいそうな気がするなあ。体と心がほとんど動かな…

「楽」と「楽しい」

どうして同じ「楽」という文字を使うのだろうか? 僕のなかでは、楽なことはあまり楽しくない。例えば、テレビをぼーっとっ見ているのは楽なのだけど、それほど楽しくはない。もちろん、ある程度までは楽しいのだが、かなり物足りなさを感じる。これに対し、…

εに誓って

「εに誓って」(森博嗣)読了。誰もがミッキーマウスを理解する。εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/11/13メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 45回この商品を含むブログ (37件) を見る 誰もがミ…

はてなパーカー欲しい!

今日は特に書くことがないので、はてなパーカー欲しい!キャンペーンにブログから応募。色はバーガンディがいいかな。ワインレッドとは違うの? パーカーと言えば。うちの大学では、所属団体ごとにパーカーをつくってるところが多くて、学内を歩くと、知らな…

菊と刀

「菊と刀」(ルース ベネディクト)読了。外国から見た日本人というのは、いつも興味深い。菊と刀 (光文社古典新訳文庫)作者: ルースベネディクト,Ruth Benedict,角田安正出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/10/09メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 23回…

ウォーターハンマー

ようやく、大学で「カーン、カーン」という音が聞こえ始めてきた。これはいまだに蒸気式のストーブを使っているせいで、スチームハンマーが起こっているせいだ。早く買い替えようよ…… スチームハンマーというのは、水理学・流体力学で言うところのウォーター…

ご冗談でしょう、ファインマンさん

「ご冗談でしょう、ファインマンさん」(R.P.ファインマン)読了。冗談みたいな、生き方だ。ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)作者: リチャード P.ファインマン,Richard P. Feynman,大貫昌子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/01/…

岩石調査に行ってきました!

初めての岩石調査だった(卒論やりなよ)。基本的には、植生調査みたいにXm×Xmのコドラートをつくって、そのなかにある岩石をしらみつぶしに調べる。あと測量とか。 もちろん、僕は石なんかさっぱり分かんないから、渓流沿いの植物やら昆虫やらを観察してい…

ちょっと、山のほうへ行ってきます

いや、お前卒論やれよ、という感じですが、数日ほど下界を離れるつもりです。冬の山は寒いですよねー。次回更新は、次の週末くらいでしょうか。ではでは。

環境問題はTOCで捉えるとシンプル[The Goal]

「The Goal 企業の究極の目的とは何か」(エリヤフ・ゴールドラット)読了。問題解決には「型」がある。ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か作者: エリヤフ・ゴールドラット,三本木亮出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2001/05/18メディア: ペーパ…

維持管理のはなし

朝日新聞社:121橋が崩落寸前、国交省調査 財政難で補修進まず ということで、公共構造物の維持管理がヤバそう。まあ、「崩落寸前」というのが言いすぎなのは置いといて、注目したいのはここ。 (1)大型車などの強い荷重が繰り返しかかることで生じる「…

渓流生態砂防学

「渓流生態砂防学」(太田猛彦・高橋剛一郎 編)読了。砂防事業から渓流事業へ。渓流生態砂防学作者: 太田猛彦,高橋剛一郎出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 1999/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 目次 0 はじめに 0.1 環境保全…

モチベーションとのつきあい方

毎日の研究でボトルネックになっているのはやっぱり、やる気だ。モチベーションと言ってもいい。その辺のライフハック本を読むと、「やる気を出すための方法」みたいなのを見つけることができる。「とりあえず簡単に片づけられることから手をつける」とか「…

市場経済下ベトナムの農業と農村

「市場経済下ベトナムの農業と農村」(長憲次)読了。農業インフラ開発の基礎知識的位置づけとして。市場経済下ベトナムの農業と農村作者: 長憲次出版社/メーカー: 筑波書房発売日: 2005/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (1…

環境に手を加えたあとの感想

今日はしばらく訪れていなかったフィールドを訪れた。変わっていた。変わっているのは当然だ。人の手を加えているのだから。しかし、今日は、雑木林の質的な変化のようなものを見た。 変化量として見るなら、木を切り倒したり、草を刈ったときや、小さな堰堤…