2009-01-01から1年間の記事一覧

新訳!種の起源!

「種の起源 上」(チャールズ・ダーウィン)読了。光文社古典新訳文庫で出るなら読むしかない!種の起源〈上〉 (光文社古典新訳文庫)作者: チャールズダーウィン,Charles Darwin,渡辺政隆出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/09/20メディア: 文庫購入: 9人 …

読書感想文の書き方(書かせ方)

今週は読書週間らしい。というわけで、短期家庭教師として「読書感想文の書き方」を教えてきた。いや、そんなん習ったことないけど。まあ、こういう無茶振りはけっこうあることなので。重要なのは、生徒自身にどれだけ自力でやらせることができるかだ。 僕自…

アジアの流域水問題

「アジアの流域水問題」(砂田憲吾ほか)読了。Rivalの語源はRiver。アジアの流域水問題作者: 砂田憲吾,CRESTアジア流域水政策シナリオ研究チーム出版社/メーカー: 技報堂出版発売日: 2008/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 第1章 アジ…

烏山頭水庫

海外の構造物を初めて選定、2009年度の選奨土木遺産 え、海外もいいんだ。と思ったら、八田與一(wikipedia:八田與一)の烏山頭水庫か。個人的には、セミ・ハイドロリックフィル工法という土砂が貯まりにくい工法が採用されてるらしいので、その辺に興味があ…

どこからどこまでが読書?[多読術]

「多読術」(松岡正剛)読了。多読っていうか、自由に読め!って感じ?多読術 (ちくまプリマー新書)作者: 松岡正剛出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/04/08メディア: 新書購入: 12人 クリック: 140回この商品を含むブログ (213件) を見る 目次 第一章 …

いきものをあまり観察しない人は、

あ、ども。いつも虫取りご苦労様です。我が家のおヤモリさま。 この写真だと分かりにくいけど、これは右の後足を怪我している個体で、去年も出会った。怪我をしているいきものというのは、いきものをあまり観察しない人が考えるほど、少なくない。「金沢城の…

プロフェッショナルの条件

「プロフェッショナルの条件」(P・F. ドラッカー)読了。「成果をあげる」とはどういうことか。プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))作者: P・F.ドラッカー,Peter F. Drucker,上田惇生出版社/メ…

卒業研究をどうするか

今所属している研究室では、数値計算をするものだと思っていた。研究内容も、だいたい方向性が見えてきていたのだけれど、教授に、どちらかというと社会学っぽいテーマで卒論を書いてほしいというようなことを言われ、若干混乱中。 その研究の意義は十分に理…

コンクリート工学の参考書

三力の参考書シリーズ特別編。コンクリート工学の参考書を紹介。 コンクリート工学とは 社会を大きく塗り替えた材料、コンクリートに関する工学。コンクリート工学と一口に言っても内容は幅広い。非線形な構造解析を行う「構造系」、コンクリートの原料や配…

土壌と地盤

先日、友人に「土壌の研究室には誰がいるのか?」ということを訊かれたのだが、まったく話がかみ合わなかった。それもそのはず、その人は「土壌」を「地盤」の意味で使っていたのだ! 農学部では、基本的に「土壌」という言葉が頻出する。英語では"soil"。人…

生態系を蘇らせる

「生態系を蘇らせる」(鷲谷いづみ)読了。生態学と、その概念の重要性。生態系を蘇らせる (NHKブックス)作者: 鷲谷いづみ出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2001/05/30メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 10回この商品を含むブログ (6件) を見る 目…

メーロー来襲

台風18号の名前はメーローというらしい。マレーシア語でジャスミンのことらしいので、今日は家でジャスミンティーを飲みながら研究することにした。 台風や大雨などがあると、活気づく研究室もある。災害研究をメインにしている砂防研や河川研のチームなん…

闇の考古学

「闇の考古学―画家エトガー・エンデを語る」(ミヒャエル・エンデ,イェルク・クリッヒバウム)読了。芸術への接し方、消費者的になっていませんか?闇の考古学―画家エトガー・エンデを語る作者: ミヒャエル・エンデ,イェルク・クリッヒバウム,Michael Ende,…

めずらしいいきものを見たよ

近年、徐々に分布域を拡大していると言われる外来種モリガールを初めて確認した。国内には近縁種が多数生息しており、外見はもちろん、分子遺伝学的解析手法を用いても判別することはできない。今回、僕がその存在を確認できたのは、「私、森ガールなんです…

お金を第一に考えない人こそ読むべき本

「金持ち父さん貧乏父さん」読了。この本のタイトルを見て不愉快になる人ほど、読むべき。金持ち父さん貧乏父さん作者: ロバートキヨサキ,シャロン・レクター(公認会計士),白根美保子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2000/11/09メディア: 単行本購入: 71人…

よしなしごと

最近、短期バイトにはまっている。まあ、どう考えても家庭教師の自給のほうが良いのだけど、結構1対1でマジメに取り組むのは大変なもので。マジメに取り組まない、という方法はあるのだけど、1人の人間に向き合う姿勢としてそれはどうかな、という思いが…

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈8〉日常の価値は非凡

「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈8〉日常の価値は非凡」(入間人間)読了。ついに、大きなストーリーが動くっぽい。嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈8〉日常の価値は非凡 (電撃文庫)作者: 入間人間,左出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売…

構造力学の参考書

三力の参考書シリーズ。構造力学の参考書を紹介してみる。下に行くほど難易度が高くなると思う。 構造力学とは 応用力学とも。構造物に作用する応力や、それによって生じる変位を解析するための力学。構造力学は、土木工学や農業工学だけでなく、建築や航空…

金沢城のヒキガエル

「金沢城のヒキガエル」(奥野良之助)読了。生物は、僕らが思ってるよりのんびり屋さんかもよ。金沢城のヒキガエル 競争なき社会に生きる (平凡社ライブラリー)作者: 奥野良之助出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2006/01/11メディア: 文庫 クリック: 19回こ…

土質力学の参考書

三力の参考書シリーズ。土質力学(地盤工学)の参考書を紹介してみる。だいたい下に行くにつれて難しくなる。 土質力学とは 地盤工学とも。頭に「環境」がついていても、やることは同じ。構造物の基礎である土についての力学。砂防分野の人も関連性が高いと…

有料オプションを利用しても絶対に赤字がでない方法を発見した

新しいはてなダイアリープラスができてしばらくたつ。これからはてなダイアリーでアフィリエイトを始めようとすると、月額280円。他の有料ブログサービスと比較すれば大差ないけど、旧はてなダイアリープラスを知っている人にとっては少し高く感じる。どうせ…

壁というものがある。[安部公房]

「壁」(安部公房)読了。今日はハイパー文学タイムやります。壁 (新潮文庫)作者: 安部公房出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1969/05/20メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 136回この商品を含むブログ (164件) を見る 本書は「S・カルマ氏の犯罪」と5つの短…

水理学の参考書

三力の参考書シリーズ。水理学の参考書を紹介してみる。だいたい下に行くにつれて難しくなる。 水理学とは 水の流れを取り扱う力学。もとは河川工学から生まれた経験則の集大成だったけど、その後、流体力学を取り込み、理論化が進んだみたい。で、この流体…

三力の参考書

院試も終わったので、お世話になった三力の参考書を紹介しておこうと思う。新学期から専門科目として三力を勉強する(せざるを得ない)人もいるよね。というわけで。ちなみに、本エントリ群の特徴は、現役学生視点だ、ということ。おじいさん教授*1の薦める…

秋のゴールデンウィークは

ちょっと遠くへ行ってきます。自然分が足りない。ナガレホトケドジョウと一緒に山あいの清流で泳ぎたい、そんな気分(意味不明)。次回更新は連休明け。たぶん。

夜と霧

「夜と霧」(ヴィクトール・E・フランクル)読了。「人間とは、ガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ」夜と霧 新版作者: ヴィクトール・E・フランクル,池田香代子出版社/メーカー: みす…

大学院合格しました。

筆記試験免除がでていた某国立大学院も、筆記試験一本だった某国立大学院も合格で、現在の某国立大学とはさよならすることになる。ちなみに、某国立大学だらけでさっぱり分からない文になったけど、全部違う大学。前後左右の人(たぶん外部)が落ちていたの…

人類は「宗教」に勝てるか

「人類は「宗教」に勝てるか 一神教文明の終焉」(町田宗鳳)読了。一神教を批判する際には、一神教的であってはならない。人類は「宗教」に勝てるか 一神教文明の終焉 (NHKブックス)作者: 町田宗鳳出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2007/05/26メディア: 単…

英語力の低下を防ぐために

英語能力の低下が深刻だ。大学入学後も味わったけど、英語の能力は使わないとほぼ確実に落ちる。このあと半年はTOEIC・TOEFLの勉強はしないつもりだから、できるだけ毎日英語に触れる必要がある。読み書きは論文読んだりするからよいとして、問題は耳と口だ…

宇宙クリケット大戦争

「宇宙クリケット大戦争」(ダグラス・アダムス)読了。マーヴィンさんマジぱねぇっす!!宇宙クリケット大戦争 (河出文庫)作者: ダグラス・アダムス,安原和見出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2006/04/05メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 35回この商…