宇宙クリケット大戦争

「宇宙クリケット大戦争」(ダグラス・アダムス)読了。
マーヴィンさんマジぱねぇっす!!

宇宙クリケット大戦争 (河出文庫)

宇宙クリケット大戦争 (河出文庫)

 シリーズ3作目。今回は異例の感動作だった。宇宙救うし。ただ、なんて言うの?ふつうの感動じゃなくて(ふつうの感動ってあるの?)、ニコニコ動画で言うところの「謎の感動」ってやつ?あれに近いかもしれない。何だよ、このSF。くだらねぇなまったく、はははは……あれ、何で僕泣いてんの?そんな感じ。いや泣かなかったけど。
 そして、なんかこのシリーズは3篇5作らしい。つまり、「銀河ヒッチハイクガイド」、「宇宙の果てのレストラン」「宇宙クリケット大戦争」が正篇で、以降の「さようなら、今まで魚をありがとう」と「ほとんど無害」は続篇という扱いらしい。意味がよく分からない。まあ、いいか。それっぽく引用でもして終わりにしよう。

「なぜこんな話を始めたのかすぐにはわからないかもしれないけど、これはわたしの頭脳の回転速度が驚異的だからだよ。ざっと計算して、わたしはきみより三百億倍も知能が高いんだ。実例をみせてあげよう。ひとつ数をあげてごらん。なんでもいいから」
「えーと、五」マットレスは言った。
「はずれ」マーヴィンは言った。「ほらね」
マットレスはすっかり感心して、これはひととおりでない頭脳の持主だと気がついた。