嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈8〉日常の価値は非凡
「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈8〉日常の価値は非凡」(入間人間)読了。
ついに、大きなストーリーが動くっぽい。
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈8〉日常の価値は非凡 (電撃文庫)
- 作者: 入間人間,左
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/09/10
- メディア: 文庫
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大好きです群像劇。今までに十七、八回ほど一般文芸、ライトノベル系新人賞含めて全て一次選考で落選したのですが、応募した作品の内、九つぐらいは群像劇でした。
とあとがきにあるように、群像劇好きらしい。みーまーシリーズ3巻で、「あれ?作風変わった?」と思ったのだけど、それがもともと書きたかったものだったんだ。へー。
そういえば、ところどころ「?」なところがあったのだけれど、ネットを徘徊してみると、どうやら作者の他作品とリンクしてるみたい。僕は嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』―記憶の形成は作為 (電撃文庫)やら電波女と青春男 (電撃文庫)やらは未読なんだけど、伏線回収マニアな方は読んでみるといいかも。
そして、「大きなストーリーが動く」と書いたけど、じつはラストの一文だけ。「みーくんまーちゃんは蚊帳の外」と書いたけど、どうやら「大きなストーリー」の中では違うみたい。嘘をつく主人公が不在なせいで、僕が嘘を補完してしまったじゃないか。さてさて、このシリーズがどう動くのか。とりあえず期待させるようなことを書いてみただけかもしれないけど、次巻にも期待。
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