「なんか、そんなんじゃないんだよね欲しいものは」

citationがつくような論文を何本も書けたところで、何ら面白い人生は歩めない - Yukipedia

つまり、citationがつくような論文を何本も書けたところで、何ら面白い人生は歩めないってこと。頑張ればポスドク育英会返済の何割かくらいは稼げるかもしれない、ってのが上限なんですよ。なんか、そんなんじゃないんだよね欲しいものは。

 僕は将来的には研究職も視野に入れているけど、「なんか、そんなんじゃないんだよね欲しいものは」という言葉を聞いたりすると、二の足を踏んでしまう。


 まだ学部生だからあまり研究者と会ってないわけだけど、「研究は楽しいぞ!君らも研究しようよ!」という人には出会ったことがない。分野のせいかな?そりゃあ下手したら就職する機会を失わせかねないし、無責任にそんなことは言えないと思う。客観的に見ても、日本で研究職につくことが、安っぽい意味でおいしいとは言えないと思うし。加えて、僕は「どうしても研究したい!」とは思えない性格なので・・・


でも。
 「なんか、そんなんじゃないんだよね欲しいものは」と将来言うのも悪くないと少し思う。遠いけど、目指しているものがある状況。コンサルで働いている大学OBはこうではなかった。そんなことを言っている余裕はないのだろう。想像だけど、ここでいう「欲しいもの」は「手に入れる」ことはできないものだと思う。少なくとも、僕がこの言葉を言うときはそういう意味で使う。

「なんか、そんなんじゃないんだよね欲しいものは」と言える余裕のある人間でありたい。