無宗教である自覚[日本人はなぜ無宗教なのか]
「日本人はなぜ無宗教なのか」(阿満利麿)読了。
理系の僕が普段ほとんど考えない宗教について。
- 作者: 阿満利麿
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1996/10/01
- メディア: 新書
- 購入: 8人 クリック: 174回
- この商品を含むブログ (43件) を見る
ただ、日本人が自らの無宗教(という宗教)により自覚的であるべきだ、という主張には賛同する。世代論を語るほど宗教について同期と話したことはないけど、僕らの年代の多くは、宗教そのものに興味・関心がなく、できるだけ触れないようにしている、というのが現状だと思う。実際、僕は宗教の話題が出てきたとき、宗教に対しての距離感をどうとるか、ということで年に1回くらい悩む。
それだけ「自覚的な宗教」に触れる機会が日本人には少ないということだろう。宗教について意見を持っていないと、世界ではやっていけないのかな、という不安感も漠然とある。そして、無自覚でいることは、それだけでリスキーだ。ましてや、世界に大きな影響力を持つ考え方についてであれば、なおさら。
目次
第1章 「無宗教」の中身
第2章 「無宗教」の歴史
第3章 痩せた宗教観
第4章 日常主義と宗教
第5章 墓のない村
そのうちこれも読みたい。
- 作者: リチャード・ドーキンス,垂水雄二
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/05/25
- メディア: 単行本
- 購入: 14人 クリック: 257回
- この商品を含むブログ (185件) を見る