重要なのは、軸となる考え方だ。

とある教授の助言。

 君は数学やプログラミングがあまりできないことを気にしているみたいだけど、そんなのはぜんぜん問題じゃない。やればできる。少し勉強すれば身につく。必要になってからやってもいい。

 重要なのは、軸となる考え方だ。私の場合であれば、力学をベースにした考え方だ。分野のせいか、生物屋さんや化学屋さんとも話をするけれど、そこで話が成立するのは、基礎となる考え方があるからだ。私自身の価値もそこに由来する。

とまあこんな話だったと思う。
学際的な分野に進みたいと思うのであれば、なおさらどれかのスペシャリストである必要がある、という意味で受け取った。複数の分野が入り乱れるところでは、なにかの専門家は意見を求められるが、問題そのものについて広く知っている人に意見を求める必要はほとんどないのだろう。