GWは八丈島に行ってきた。

旅の記録は気合を入れないで書くのがいい。
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 小笠原とか沖縄の島と比べると、八丈島は「観光」を前面に押し出している感じがしない。プライド捨ててない感じ。なんというか、「来たいやつは来れば?」的なオーラがあって、押し付けがましくないあたりが良い。とはいえ、押し付けがましさの起点は観光に来る人々のほうにあって……いや、テンション低いの禁止。
 基本的に自転車で廻っていたのだけれど、途中にいくつかある温泉は神クラス。温泉から海が見えるところは島に来なくてもあるけど、なんだろう?海の感じ方が違う。本州の海と島周りの海は明らかに何か違う。あと明日葉が名産らしいのだけど、これも美味しかった。なんか高齢者よりの趣味になってる気がするけど、まああまり気にしない方針で。
 いきもの観察としては、伊豆諸島固有種のアカコッコ(赤みがかったツグミみたいな鳥)が見れて、けっこう満足。あと、本州ではあまり見かけないニホンイタチも1日に3回くらいは見れる。ただ実は、ニホンイタチは移入種らしくて、アカコッコの減少にも一役買っているとか。かわいいんだけどなあ……
 自転車で廻っていると、ヤシの畑(プランテーション、っていうの?)が数多く目に付く。おそらく、こういう温暖な島で栽培して、本州に輸出するんだろうな、と思っていたのだけど、調べてみると、そのヤシ(フェニックス・ロベレニー)は八丈島産が国内需給率の99%を占めているらしい。どーりで多いわけだ。
 良くも悪くも地味な島だなーと思った。ナイスミドル(笑)になったらもう一度来てみたい。もちろん、八丈島がそのままでいてくれるとは限らないのだけれど。