証券会社のインターンに行ってきた

 証券会社のインターンに行ってきた。投資ボードゲームみたいのをやる、という例のアレ。はっきり言って馬鹿にしていたが、ごめんなさい、とても得るものが多いです。

情報は意外なところからやってくる

 細かいルールの説明はしないが、下手なアクションをとってしまうと、そのターンは意味のない行動をとらなければならなかったりする。
 しかし、その意味のないターンで偶然得た情報が、最終的な結果に大きく影響するのだ、と気づいた時の高揚感は大きい。
 「アンテナは常に高く張り巡らせておくべきだ、クリティカルな情報はどこからやってくるかわからない」ということは言葉としては理解していたが、実感が伴っていなかった。そういった実感がゲームで得られるというのは少し意外。

会社の方向性は最初の市場でかたちづくられる

 のかどうか、よくわからないが、少なくとも、今回のゲームではそうだった。最初に投資した市場に合わせた強みが、他の市場を選択する際にも、かなり効いてきて、その方向に特化していくということ。
 ただ、どうなのだろう。ゲーム主催者は市場が飽和することを想定していたようだが、うちのテーブルはそれほど飽和しておらず、競合が少なく、戦略の方向修正を迫られなかった。だから、今回のことが当てはまっただけかもしれない。
 もし、あと数ターン存在したら、方向性の修正を迫られたかもしれない。

企業プレゼンの手法としてはおいしい

 メタ的な視点で。ゲームで活性化した学生の頭に、熱いメッセージを送ることで、前向きでチャレンジングな意欲を喚起させることができる。
 そこに企業イメージを結びつけることで、学生にその企業の良いイメージを持たせることができる。
 こういうやり方はアリキタリだが、「伝える」ためには有効な手段だろう。
 例えば、3つのことを提示するときに、1つ目と2つ目は、戦略的で、ハードな、リアリスティックな事項を提示し、3つ目はソフトで、感情に訴えかけるような内容を提示するみたいな。