だあれ?だれなの?
「だあれ?だれなの?」(今森光彦)読了。
子供向けであったか……。
- 作者: 今森光彦
- 出版社/メーカー: 東本願寺出版部(真宗大谷派宗務所出版部)
- 発売日: 2007/05/15
- メディア: 単行本
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空間的に遠い、というのは距離が離れていて、接触する機会が少ない、ということもあるが、スケールが異なる、というのもこれに含まれる。
スケールの異なるいきものというのは、やはり奇妙である。なかでも昆虫は一番身近で、ちょっと視点を変えさえすれば、いつでも見つけられる「奇妙ないきもの」である。
本書は、そんな奇妙ないきもの「昆虫」の拡大写真を集めたもの。気に入ったのは、「コスズメ」と「ハエトリグモ」の拡大写真。ハエトリグモってこんな顔してたんだなぁ……
今年は国際生物多様性年であり、国際会議COP10も開催される。関係者と話すと、「生物多様性」という概念をどう伝えるべきか、という相談をされることが多い。人が言葉に振り回されているのではないか、という気がする。簡単なことだ。本書のような本を数冊積み上げて、野外に出かけていけば良い。伝える、ということは定義を述べることとは違うのだから。