仕事と就活とキャリアプランの話

就活モード。スキルアップセミナー的なものに行ってきた。まとめます。

就社→就職→???

 「就職」という語が定着する前は、「就社」が一般的だったそうだ。「就社」はなぜ「就職」になったのか?単語を分解すれば、「社に就く」、から「職に就く」に変わったと言える。すなわち、就社→就職は会社寿命>職業人寿命から、職業人寿命>会社寿命へ時代が変化したということになる。
 さらに次のステージにおいて、会社寿命>>事業寿命となると、「ひとつの職業に就く」こと自体が時代にそぐわなくなる。特定の職場はもちろんのこと、特定の分野でしか通用しない能力では時代の変化に対応できず、メタな能力が大きな力を持つようになるということだ。
 講師の方は、「自立」という語を使っていた。「就く」という依存型のシステムが限界に近づいているということだろう。就社〜就職のステージでは成果のみが求められていたのに対し、自立のステージでは、成果・成長・成功が必要とされるとのことであった。誰に必要とされているのか?という問いのあたりがまだもやっとしているが、この辺はおいおい考えていきたい。

キャリアは手段に過ぎない

 当たり前、と言えば当たり前。キャリアはヴィジョンを達成するための手段、道具、ツールに過ぎない。プレゼンのスライドを再現してみた。
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 卵か鶏か、のような話にはなるが、スタートはヴィジョンである。ヴィジョンを見据えてキャリアを選び、キャリアがキャパビリティ(これは主に上で述べたメタ的な能力を指す)を育て、キャパビリティをもってヴィジョンを達成させるように行動する。このサイクルを回すことで、スパイラル状に達成を目指す、というイメージである。
 キャリア=ヴィジョンで行動している就活生は迷走しないように気をつけるべきだ。自戒を込めて。