テトラポッドでひとまとめにしないで!
テトラポッド、というものがある。海岸の侵食を防ぐため、河川の護岸を守るため、軍団になって最前線を死守する勇士たちである。
しかし実は、テトラポッドというのは製品名であって、本来は「消波根固ブロック」(しょうは ねがため ぶろっく)という。
日本国内には、日本テトラポッド株式会社(現・不動テトラ)により1960年代頃から導入され普及した。なお、テトラポッドの名称及び形状は日本においては不動テトラの登録商標(商標登録第1184901号等)であり、他社の同種の製品で勝手に使用することができない。
つまり、ブロックにも色々なかたちがあって、それぞれに名前がついている。
これは、面が▲になっていて、中が空洞になっている中空三角ブロック。
テトラポッドが4本足なら、6本あればヘキサポッドのほうがかっこいいと思うが、六脚ブロック。
クリンガーブロック。実はこれらのブロック、千葉県の大利根博物館で見ることができる。
コーケンブロック。日本コーケンさんが開発したようです。連結合体できるぞ!
三基ブロック。ブロックの会社は、ブロックそのものを売っているのではなく、ブロックをつくるための鋳型を売っている。コンクリートは生のままアジテータ車(いわゆる、ミキサー車)で現地まで運ばれ、鋳型に流し込まれ、ブロックは現地でつくられる。
アクモンブロック。アークティック・モンキーズですね(違います)。
ジュゴン……え?
まだ物足りない方は、日本消波根固ブロック協会というものがあるので、そちらを見てね。個人的にはアバロンが好き。人工リーフが伝説の楽園を築く……。