岡本太郎展に行ってきた

というわけで、行ってきました。


これは!と思った作品。著作権とかよくわからないので、とりあえずタイトルのみ。
◆森の掟
展示を眺めていると、ここで雰囲気ががらっと変わる。ジッパー犬が猫さんに勢い良く噛みついている絵。上の写真に入っているもの。
◆夜
「対決」の姿勢がひしひしと伝わってくる。短刀を携えているのに攻撃心むき出しでなく、かといって怖れているわけでもなく、毅然とした態度であることが伺える。「対極と爆発」の表紙だ。
対極と爆発 岡本太郎の宇宙 1 全5巻 第1回配本 (ちくま学芸文庫)


◆青空
「青空」というものの、描かれている青空はごくわずか。青空を目指し、辿りつけなかった者の末路、あるいは残骸ともいうべきものがいっぱいに描かれている。
◆反世界
世界の切れ目から手が伸びてきているような絵なんだけど、これが恐ろしい。思わず息を飲んでしまう激しさを持っている。
◆装える戦士
なんとなく、自分はこうなりたいのかなって思った。複雑性を兼ね備えた強さ、みたいな。
明日の神話
渋谷駅にあるやつの下書き。下書きといっても、十分に描きこまれている。一目見た瞬間に、原爆を描いたのだとわかる。岡本太郎ゲルニカといったところだろうか。


それと、太郎に訊け!会話ジェネレーターというのを見つけた。質問を入力すると、岡本太郎から回答が得られるというものだ。早速やってみた。

あなた:今日の晩ご飯なににしよう?
太郎:激しく挑みつづけても、世の中は変わらない。しかし、世の中は変わらなくても自分自身は変わる。

……なるほど。

岡本太郎展は5月9日まで!20日からは渋谷パルコで「顔は宇宙だ」やるらしい。こっちも行きたい。