密度と限界


 かなりバランスのとれた生活ができている。研究メインで、あいかわらずだらだら就活も続けているし(いいかげん行き先を決めよう)、バイトも細々とやっているし、プライベートもまあまあ確保できている。バランスのとれていないこととは言えば、あまりブログを書いていないことくらいだろうか。
 一方で、こういう時期には、限界を目指そう、という意志がプールされ続けている、という実感がある。できる範囲のことを最大限までやるのか、できる範囲を拡張しようと努力するのか、というバランス感覚は、なかなか難しい。
 これがいつも、どちらかに振れ過ぎて、はっ、と気がついて、方向転換する。とは言っても、そのバランス点がもっとも効率が良いからそうしているわけでは決してなくて、振れ過ぎると、心地良くないから、バランスを取りなおしているに過ぎない。
 射程距離を最大にするための、斜め45度はどこにあるのかな、というのが気になる一方で、射程距離がそんなに重要なのか?とも思う。範囲内密度重視の生き方をひたすら続けていく生き方でも、そこに生じるオリジナリティから、なんらかの価値が生じそうだし、限界拡張重視の生き方をひたすら続けていく生き方でも、同じことが言えそうだ。
 両極端なのは、あまり人間的ではないかな、と思い、しかし、それが選択できるのは人間だけかな、とも思う。そもそも、動物には存在しない軸だろう。強いて言えば、密度重視?射程距離は気にしない型?僕はバランス型だな。たぶん。