仕事はコンテンツで選ばない

七夕までに結論を出す、と人事の人に告げたが、まだ迷っている。

 以前、迷っているならば、どちらを選んでも良い、と書いたが、そうすると、なお迷ってしまう。おそらく、どちらになっても、後悔するようなことはないだろうが、だとしても、である。
 ひとつ結論が出たことといえば、仕事は必ずしもコンテンツで選ぶ必要はないということだ。僕はこれまでかなりコンテンツにこだわってきた。生態学もそう、土木もそう。勉強や研究の対象を選んでから、進路を決定してきた。もちろん、それらが間違っていたと言うつもりはない。
 ただ、そうでない選択もあるのだ、そう気づいた。それが就活での最も大きな気づきだ。例えば、どのような人々に囲まれて仕事をするか、どういうスタイルで仕事をするか、どういうマインドをもって仕事をするか。そういう軸が存在したのだ、ということが、今になってわかる。
 自分がなにを扱うかではなく、自分をどのような環境に置くか?特定のコンテンツの専門家になることはできないが、ゆくゆくは色々なコンテンツに手を伸ばすことができる可能性を秘めている。そういう環境に自らを置くことができれば、それは、まあ、悪くないんじゃないだろうか。
 迷っているのは、大手グローバル企業かベンチャーか、ということである。当然のごとく、周囲は大手を勧めてくるのだが、僕としては、ベンチャーがどう成長するのか、というのを自分の目と手で確かめてみたい、というのもある。さあ、どうしたものだろうか。ここ1週間が考えどきである。