白河へ

2年のあいだ親しんだ駒込を離れて白河へ移ることに。

 駒込も田端との併用で、山手線・京浜東北線南北線利用のチート駅なんだけど、いかんせん「都心」が遠い。山手線は縦に細長い楕円だし、電車はいつまでも走っていないからね。

 某駒込の不動産屋さんが口癖のように言う通り「駒込はいい街」だった。わりと高台に住んでいたので、朝、街を見下ろしたときの気合の入れ替わり方はなかなか気に入っていたのだけど。

 今度の住処は清澄白河。下町である。ちなみに、今度の不動産屋さんの口癖は「女性に人気なんですよ」僕に言ってどうする。

 こんなに川が近い場所には住んだことがない。生まれは段丘の上だし、その次は駒込の台地の上だ。白河は江戸時代の埋立地だから、地盤沈下とかは大丈夫なようだけど、洪水怖いなー。下手に河川工学をかじったせいで。

 清澄白河半蔵門線大江戸線の二線利用で、新宿も渋谷も上野御徒町も大手町も永田町も六本木も一本で行ける!なんというエキ充!(アクセスしやすい駅が充実している者、の意味)

 そういうわけで、新しい土地へ。きっと自分は新しい街に馴染んでいく過程というのが好きなんだろうな、と思う。すごく長い時間をかけて旅をしているようなものだから、かもしれない。