新種ですよ新種!!

新種のカエルが見つかったそうです↓

産経新聞 3月 1日 1時24分
佐渡で新種カエル発見 放鳥トキのエサに

普通のツチガエルは全体に灰色で背面はざらざらとして大小のこぶがあり、「ギュッギュッ」と鳴く。(中略)ところが、その翌年、島の北西部でこの腹の黄色いカエルが「ビューンビューン」と奇妙な声で鳴いているのに気付き、「鳴き声が違う変種はない。新種と確信した」と関谷さん。

ビューンビューン・・・?
というか、まわりに生態学とかやっている人が多いので、
「ほら!いま『ジュリュ、ジュルルゥ』て鳴いたよね!エナガだよ。エナガ!」
とか言われるんだけど、そんなの分かんないよ・・・彼らは精霊に授けられた特別な力を持っているのでは?


閑話休題

そもそも、日本で新種が見つかること自体が珍しい。アマゾンの奥地とか深海とかなら良く見つかるけどね。しかも、日本の種は地味だ。↓は先月コロンビアで見つかった新種カエル。

2009.02.03 19:47 JST Updated - CNN
両生類の新種、10種類を発見、コロンビア北部

興味深いのは、コロンビアのカエルは環境NGOが見つけたってこと。つまり、新種を発見することによって、その地域の自然に一時的に高い学術的価値を「持たせ」て、環境保全の主張を強められるわけだ。新種発見を環境保全のツールにしているっていうこと。

たぶん、日本に足りないのは、こういうふうな科学を戦略的に用いた生態系の保護だと思う。環境アセスメントもかたちだけっていう気がするし。もちろん、日本ではもうほとんど新種は見つからないだろうけど、調査・研究によって価値を見つけてくる、高めるっていうアプローチはありなんじゃないかな、という話。


前半と後半でノリが違いすぎる・・・善処します。