俺は農学部をやめるぞ!ビョウホーッ!

 というわけで、大学院は工学部です。これはどうなんだろう。既存の〇〇学部とかに縛られるというのがもう完全におかしい。
 卒業式のあと(謝恩会、だっけ?)、ある先生に「これからは農学だと思うんだよ?」(意訳:君の進路選びは変だ)みたいなことを言われたのだけど、そもそもそういう投資みたいな視点で選ぶのがまず間違っているような気がする。
 逆はわかる。どう考えても先のない領域に進むなら、相当の覚悟が必要だと思う。ただ、どの分野で行けば得をする、なんて考えで進んでも、それが当たるとは到底思えない。そんなに社会の流れは単純だろうか?
 だいたい、農業について学びたくて農学部を選んだのか?と言われれば、躊躇なく「いいえ」と答えることができる。関心の中核はローカルな自然環境保全であって、もちろんその周辺には農学やら林学やらもあった。最終的に僕が注目したのは技術としての農業土木で、今では「農業」に拘る必要もないな、と思っている次第なのである。
 研究内容などを見てみても、農学部(農業工学とその周辺)と工学部(土木工学)であまり遠い気はしない。「学部」という括りがいかに現状と合致していないかがわかる。
 個人的なことを言えば、これでもまじめに考えすぎているくらいだと思う。もっと「面白そうな研究をやっていたから」どころか「なんとなく」みたいな軽い動機で動けるようになるのが、僕の理想とするところである。
 そういうわけで(?)、無事卒業できました。きっとリアル知り合いで見ている人はいないはずと信じていますが、みなさんありがとうございました。ブログも2年目に入ります(※ブログは去年の3月1日からだったことに書いてから気づいた……)