ジモティーの使い勝手が存外に良かった話

 必要なモノと必要のないモノしか所有したくない、と思っている。全集合だろって?いや、そうではなくて、必要なモノと必要でないモノの間には、必要かもしれないモノとか、将来必要になるかもしれないモノとか、そういうグレーゾーンが広陵と広がっているわけですよ。
 その辺を所有しはじめると、家がモノであふれる。だから、どうしても必要なモノと、絶対に必要はないけどどうしても欲しいモノ。これらだけで空間は満たされるべき。
 東京にはモノが溢れているので、自分の必要なモノが毎日毎日処分されていると思って間違いない。駒込に住んでいたときに使っていたレンジ台は移転した事務所から譲り受けたものだし、テーブルは前の住人のもの。今の家でずっと使っていた冷蔵庫と洗濯機は同期から貰ったものだ。
 逆に、自分が譲るときは「ご自由にお持ち下さい」と書いた紙を貼って道端に放置したり、Facebookとかで連絡したりしていたけど、なんか、もっとスマートに、より必要な人に、より適切な条件で譲れるはずだ。その辺はWEBでできるだろうなーと思って探すと、ジモティーなるサービスがある。
ジモティー 無料の広告掲示板

 かなりスパッと決まって良かった。出品から1時間30分で、自分の指定した日時に、車で自宅まで取りに来る人と交渉成立するというのはすごい。一応念のため、ステマではないです。使って感謝できたサービスを自発的に褒めるのは自然な行動である。

ジモティーで出品するときのポイント走り書き

今回、自分が出品したときのやり方をもとに、出品するのポイントを書いてみる。
・タイトルは「アピールポイント+出品物名」(全角33文字)。文字制限を超えると、検索画面では省略されるが、続きが気になるタイトルにできれば効果的か?
・たくさん連絡が来る状況では、タイトルに「【交渉中】」と入れると、連絡がほぼ途絶える。
・本文書き出しは全角48文字まで検索画面に表示される。交渉中・取引先決定などの情報を付記していくのに適しているかも。
・本文冒頭には、「キズがあるが優れたデザイン」「安物だがシンプルで良い」「長年使ったが全然使える」など、マイナスがあるけど良い、というメッセージを入れると納得感が高まるっぽい。
・本文にはできるだけ多くの情報の載せるべき。そうでないと、情報の問い合わせがたくさん来てコミュニケーションコストがむしろ上がる。
・写真も同様。背面の写真が見たいとか、傷の拡大写真などが求められる場合もあるかも。マイナス面は積極的に見せていく姿勢。それでも貰ってくれる人を優先すべき。
・出品物の情報。サイズは縦×横×高で必ず書くべし。
・取引条件。駅まで持って行ってもいいのか、自宅まで取りに来てもらいたいのか、配送OKなのか。条件によって応募可能な人数がかなり変わるはずなので必須。
・問い合わせメールになにを書いてきてほしいか。今回ミスったと思ったのがこれ。匿名の人とか、ただ「欲しいです」だけの人とか、明らかに条件読んでない人とか。トラブルは徹底して避けたいので、例えば「車で取りにきていただきたいので、どのような車で取りに来るかを明記下さい。例:ミニバン、軽トラなど」とか書いておくといいかも。
・問い合わせが来ても、早い人順に返信しない。スクリーニングして、より条件が良い人、トラブルのリスクが低そうな人に優先的に連絡すべき。問い合わせメールを見ればすぐにわかる。また、ジモティーユーザーは出品情報がユーザーページから確認できるので、そこから、どういうヒトかを想像したほうがいいかも。(1回だけ出品して、それ以降は買う側に回っている人も多いようだ)
・条件は厳しく設定してもいいかも。買い手がつかなくて初めて、条件を緩めれば良い。(特に価格、スケジュール)
・内容を更新すると、検索順位が上がる。基本は新しい投稿順に並んでいるのだけど、本文を更新したりすると、検索順位が上がるので、こまめに更新すると、常に上のほうに表示される。まあ、そのうち対策されるだろう(有料で上のほうに表示するオプションがあるので)

東京から出品すると、千葉や埼玉あたりからは普通に問い合わせがくる。車で取りに来るっぽい。みなさんすごいっすね。うまく使えば便利だけど、トラブルはきっと起きやすいと思う。その辺、しっかり戦略は必要だろう。本当はサービス提供側の問題かもしれないけど。