環境

公共土木事業全廃でCO2はどれくらい削減できるのか?

温暖化ガス25%(90年度比)削減のポイントを説明するよ - シートン俗物記 これを読んで。公共土木事業全廃がありえないのは置いといて、もしやったらCO2どれくらい減るんだろう?土木事業とCO2排出量の関連性はどれくらいなのか。興味のあるところではある。…

久しぶりに会った友人がベジタリアンになっていた件

一年間海外留学してきた友人と会ってきた。彼はいわゆる「環境活動家」というやつで、NPO・NGOなんかに入って、環境問題についての活動を行っている。僕が、生態学ではなく土木工学を選んだ理由 - けれっぷ彗星で書いたように、直接的な、技術的なアプローチ…

本質を見抜いていないと、どういう指摘をすることになるか

ダムマニアは美的感覚が貧しいか本質を見抜く力が無い -長い正夢と、それに対する反論(?)→げてものぐい -速報ダム日和 ふーん。僕はダムマニアではないので、外来種問題を思い出した。 僕が中学〜高校生のころ、世間では外来魚問題が今より大きく取り上げ…

河川地形学の位置づけ

ずっと不思議だったんだけど、ようやく分かった。 河川工学の分野の研究者が河川地形に手を出していることがよくあって、なんでなんだろうなーとずっと思っていた。地形学なんていうのは地球科学の分野だし、なんらかの問題を解決するための「工学」というよ…

生態学ではなく土木工学を選んだ理由

大学生前半はいわゆる「地域の自然保護活動」にいろいろ参加した。そのころ一緒に活動していた友人は僕が農業土木を選んだことを不思議に思ったようだ。あんなに生物が好きだったのに、なぜ?ということらしい。 僕の関心は自然環境に向いており、大小様々な…

里山保全活動で植生調査が必要な理由

アクセス解析によると、「植生調査」で検索してくる人が多い。でも、あのエントリーを読んでもあまり得るものはないので、ちょっと申し訳ない。というわけで、植生調査についてまともな解説を。この書き方、若干デジャヴュ。ちなみに、専門ではないです。 植…

魚道とミクロ土木工学

あまりテレビは見ないのだけれど、今日はTBSの「夢の扉」を見た。「あらゆる分野・業種・フィールドで、近い未来、大きな夢の実現を目指す」人にスポットを当てたドキュメンタリー番組。今回は、「天然アユを東京の河川に蘇らせたい」という小泉正行さんが主…

本屋の「環境問題」コーナーを見て思うこと

僕は駅前の本屋に行くと、まずハードカバー新刊を眺めて、文庫新刊をいくつか捲って、新書のタイトルを斜め読みする。そして、科学→土木→プログラミング→科学系雑誌みたいな順で徘徊する。やがて、棚に並ぶ言葉が理系よりから文系よりに変わる、その節目あた…

久しぶりに植生調査をしたら種名がサッパリだったでござるの巻

まったく同定*1できない! コナラ、イロハカエデ、アオキ、アズマネザサくらいしか分からなかった。 こういうフィールドからはずいぶん離れてしまったなぁ・・・ しかしまあ、自分で土木分野に進むことを決めたわけで、特に後悔はない。 さて、植生調査が他…

森林の衰退と水資源問題

中国資本が日本の水源地を買収 危機感強める林野庁、調査開始 林野庁が危機感を持ってくれたなら、いい傾向。このブログでも日本人の水資源に対する危機感のなさを指摘してきた(水問題と危機感・水について少し真剣に考える)が、この問題のもうひとつの側…

水について少し真剣に考える

水問題と危機感というエントリを書いたけど、「それでも、日本に住んでる分には大丈夫なんじゃないの?」という反応はありうると思う。 しかし。 狙われる日本の水源林 中部地方や九州地方では、経営不振に陥った酒造会社を外資が買収する動きが目立つそうで…

水問題と危機感

世界的な水問題:かけがえのない水 なるほど。良い記事。でもなあ。たぶん、この記事の危機意識は日本人には伝わりにくいのだと思う。 なぜか? 率直に言って、日本人は水に困っていないから。水に関するインフラは整っていて、風呂に入れない日はまずない。…

河川計画論

「河川計画論―潜在自然概念の展開」(玉井信行 編)再読。「潜在自然概念」とはなにか。河川計画論―潜在自然概念の展開作者: 玉井信行出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2004/10/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 目次 第 I 部 総…

自然的攪乱・人為的インパクトと河川生態系

「自然的攪乱・人為的インパクトと河川生態系」読了。タイトル長いよ・・・自然的攪乱・人為的インパクトと河川生態系作者: 小倉紀雄,山本晃一出版社/メーカー: 技報堂出版発売日: 2005/06メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る …

レーザで撃墜

レーザーで蚊を撃墜するマラリア予防システム -Engadget Japanese防衛ゲームですね。わかります。 この「対蚊レーザー」システムで使用されている材料はどこでも入手可能な製品ばかり。実験では、10フィート(約3メートル)の柵に棚を固定し、5つのマグライト…

バイオエタノールと耕作放棄地

いわゆるバイオエタノールっていうやつ。 3月6日8時5分 産経新聞 バイオ燃料“グリーンガソリン”の販売開始へ 新潟県産の飼料米「北陸193号」から製造したバイオエタノールを3%混合した“グリーンガソリン”の販売が18日、JA全農新潟石油基地(聖籠町…

環境問題を考えるときに、

昨日の続き。 科学を戦略的に用いた生態系の保護 新種を発見することによって、その地域の自然に一時的に高い学術的価値を「持たせ」て、環境保全の主張を強められるわけだ。 って書いたけど、この考え方には致命的な問題が1つある。 結論に見合った証拠を…

新種ですよ新種!!

新種のカエルが見つかったそうです↓産経新聞 3月 1日 1時24分 佐渡で新種カエル発見 放鳥トキのエサに 普通のツチガエルは全体に灰色で背面はざらざらとして大小のこぶがあり、「ギュッギュッ」と鳴く。(中略)ところが、その翌年、島の北西部でこの腹の黄…